中華製 6P3P(6L6系) 5球シングル 真空管アンプ 組み立て 3/3

〈完成〉


ついに完成しました。

2/3で言っていた、抵抗やらコンデンサやらをちゃんとつけて、回路図、実体配線図とにらめっこして、一つ一つ追っていき大丈夫でしたので球はささずにテスターだけ繋いで、オン!

※内部の配線は、回路図、実体配線図、写真がありますのでそちらを見ながらやれば大丈夫です。

※テスターで電圧を測るとき、
整流前のB電圧、ヒーター電圧は、
ACレンジで。
整流後のB電圧は、DCレンジで測ります。 

B電圧、ヒーター電圧(5Vと6.3Vがある)も問題なかったので、整流管だけ差して整流後の電圧、コンデンサの電圧、その他異常がないか確認して、球を全部さして再度電源オン!
この時、スピーカーだけは繋いでおきましょう。
無負荷での電源投入禁止って書いてありましたので。

B電圧も問題ありません。
回路記載の電圧より少し低めですが、トランスが110V用ですので、こんなもんでしょう。
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大丈夫そうでしたので、外部入力を接続して音楽を流したところ無事に鳴りました!

そしてさらに驚くことに、これ中華品か?と思ってしまうほど良く鳴ります。
また、ハムノイズは無い。と言っていいと思います。

入力ソースなし時にマックスまであげてもノイズは聞き取れませんでした。


〈完成〉
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※一応完成ですが… スピーカーターミナルが一つだけ違うので後日変更予定です。

その後、ターミナルを入手しましたので、交換しました。
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元気になっております。

中華製 6P3P(6L6系) 5球シングル 真空管アンプ 組み立て 2/3

〈内部配線〉


その①に引き続き、内部の配線です。
あまり取り回しもキレイではないのですが…

その前に色々トラブルがありました。

ます、スピーカー出力端子の本締めをしていた時のことです。
そんなに強く閉めてないのに、ポキッと折れました…
仕方ないので、適当な端子をつけておきました。後日交換する予定です。f:id:kenchanhobby:20160605103521j:imagef:id:kenchanhobby:20160605104011j:image

さらにさらに、22μF 450Vのコンデンサの足を曲げている時のことです。
またもや、ポキッと折れました…
二度とあることは、三度ある?
折れはしなかったのですが、抵抗を間違えました。
付属している抵抗は恐らく、誤差1%の抵抗なのでしょう。
カラーコードが5本です。
さらに間違えやすいのが、510Ωと51Ωを直列にするのです。
最初に確認しておいたのですが、手に取るときに間違えたようです。
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これなら頑張れば半田付けでなんとかならないことのありませんが、約300Vもかかるコンデンサです。あまりにも足が短いので念のためストック品に交換しました。

抵抗もいじっているうちに折れても嫌なので交換です。
抵抗はストックがなかったので、買ってきました。
安いのと、カラーコードが見やすいので誤差5%の1/2Wを買ってきました。

今日は仕事なのでこのくらいで終わりにしましたが、完成度95%くらいです。

あとは、間違えた抵抗を取り付けて、

念入りに回路図、配線図とにらめっこして誤配線がないかゴミが無いか、確実に確認をします。
↑これかなり重要です。

問題なければ、まず球を挿さずに電源投入です。
爆発してもいいように心構えをして電源をオンにしましょうwww 

この時どうしても怖ければスイッチ付タップなどで少し離れたところからオンにしてみてはどうでしょうか。

オンにして、火花や煙が出たり、ヒューズが飛ばなければ、電圧の確認です。

回路図に電圧が書いてありますので、参考にしてB電圧とヒーター電圧を確認します。
問題なければ電源を切ります。
異常があれば、一から確認します。どこかに問題があるはずです。

※B電圧は300Vにもなりますので、感電には充分注意しておこなってください。
感電しないよう、ゴム手袋をはめてみるのもいいかもしれませんが、手先がうまく動かないかもしれませんので、とにかく気を付けてください。
また、電源を切ってもコンデンサには300Vが残っていますので絶対に触れないようにしてください。

内部配線をいじるときは、コンデンサの±に適当な抵抗をあてて放電させて、テスターで電圧を測ってからにしましょう。
放電させるとき、抵抗をつかわないとかなりいい勢いで、バチッ!っと火花が飛び焦げます。

電圧に問題がなければ、外部入力につなぎ、ボリュームを最小にして、スピーカーを繋ぎ、間違えずに球を入れて電源をオンにしてみます。
※無負荷での電源投入禁止と中国語で書いてありました。

どうでしょうか。
ヒーターがオレンジ色に光っているでしょうか。
煙は出ていないでしょうか。
異臭はしてないでしょうか。
大丈夫そうならボリュームを少しづつあげてみましょう。

無事に鳴り問題がなければ、完成です!

と、ここまで書いたくせにまだ、完成してないと言う…笑
続きを今夜仕事から帰ってきたらやります。

現在はこんな感じです。
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中華製 6P3P(6L6系) 5球シングル 真空管アンプ 組み立て 1/3

〈シャーシ組み立て〉


ヤフオクで出品されている、
「6P3P 5球式シングル真空管ステレオパワーアンプ」
と言う物を購入しましたので、組み立てをの様子を上げていきたいと思います。

6P3Pと言う聞き慣れない球ですが、6L6(GC)の中華版のような物です。特性は似ており、互換性があります。

購入理由は話すと長くなるので…
理由:欲しくなったから。と言うことでw
(同時にMT管ラジオをレストア中です)

今回はキットを購入しましたが、完成品も2000円高で購入出来ますので、組み立てに自信が無い方はそちらをオススメいたします。
と、言うのも真空管は基本的に高電圧(当アンプは300V以上)を扱うので、下手すると命に関わります。

中華製と言うこと、詳しい組み立て書などはありません。
回路図、簡単な実体配線図があるのみです。
このパーツをどこに、ネジをどこに。と言う説明は一切ありません。

ですので当方が探りながら組み立てた際の様子であり、正規の組み立て方ではないかもしれませんので、自己責任でお願いします


まず、届いたパーツ一覧です。
出品画像、説明にはありませんが、シャーシ底蓋も付属しました。(事前に確認済)
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ロゴがいかにも、中華って感じです。
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真空管の一本に気泡が… 大丈夫だろうか。
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こちらがサイドパネルです。
内側は未塗装の為、そのまま組み立てると隙間から見えるので黒く塗りました。
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マスキングをして、適当なスプレーで塗りました。
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塗り終わり乾燥後にシャーシへ取り付けますが、まず仮合わせしてパネルへ印をして2mmくらいのドリルで下穴をあけました。
その時に気付くのですが、シャーシがすこし歪んでいたので、曲げて直角になるように修正しました。
ステンレスですが、比較的簡単に直ります。
ネジを閉める際シャーシの角、切り口等で手を切らないように気をつけながらこのように閉めていきます。
(力が入らないのでこの様に閉めました)
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ネジなのですが、大きく別けて3種類あります。
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次に真空管ソケットを取り付けました。
陶器製のソケットに、このように金具を当て、シャーシ内部からはめ込みシャーシ外からソケット用のネジを入れて、裏(内側)からナットをあてて締め付けます。
この時片側づつ一気に閉めるのではなく左右均等になるように閉めていきます。
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その後、パワトラを取り付けたのですが写真をとり忘れてしまいました。

〈追加〉
パワトラはこの向きでつけてください。
ヒーターの線が届かなくなります。
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次にグロメット(ゴム)をここにはめ込みます。このときに写真の位置にトランス用のネジを入れ、チョークコイルをシャーシ内部の先程のネジに取り付けます。(この時点では片側のみ固定)

なのですが…
チョークコイルを取り付ける前に、入出力端子や、スイッチをつけた方があとあと楽です。
(ボリュームは基板にはんだづけが必要) 

自分はパワトラ、チョーク、OPTを取り付けた後に、入出力端子を取り付けたので面倒でした。
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入出力端子を取り付けた後、パワトラ、OPT(アウトプットトランプ)を取り付けますが、OPTとOPTの間は1本でOPT2個を取り付けます。 
うち一つは先程のチョークコイルのもう片側も止めます。
この辺りのトランスの向きは実体配線図や、写真で判断します。
(回路図、写真、実体配線図は購入後URLが送られてきます)
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ここで試しに真空管を挿してみました。
すでに形になってるので、今にも鳴りそうですw
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次は内部の配線です。

フライングして真空管取り付けた場合は忘れないうちに取り外して大切に保管してください。
間違ってもそのまま逆さまにしないてぐたさい。
真空管が割れたり、ぐらついたりする原因になります。


その②へ続く