中華製 6P3P(6L6系) 5球シングル 真空管アンプ 組み立て 1/3

〈シャーシ組み立て〉


ヤフオクで出品されている、
「6P3P 5球式シングル真空管ステレオパワーアンプ」
と言う物を購入しましたので、組み立てをの様子を上げていきたいと思います。

6P3Pと言う聞き慣れない球ですが、6L6(GC)の中華版のような物です。特性は似ており、互換性があります。

購入理由は話すと長くなるので…
理由:欲しくなったから。と言うことでw
(同時にMT管ラジオをレストア中です)

今回はキットを購入しましたが、完成品も2000円高で購入出来ますので、組み立てに自信が無い方はそちらをオススメいたします。
と、言うのも真空管は基本的に高電圧(当アンプは300V以上)を扱うので、下手すると命に関わります。

中華製と言うこと、詳しい組み立て書などはありません。
回路図、簡単な実体配線図があるのみです。
このパーツをどこに、ネジをどこに。と言う説明は一切ありません。

ですので当方が探りながら組み立てた際の様子であり、正規の組み立て方ではないかもしれませんので、自己責任でお願いします


まず、届いたパーツ一覧です。
出品画像、説明にはありませんが、シャーシ底蓋も付属しました。(事前に確認済)
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ロゴがいかにも、中華って感じです。
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真空管の一本に気泡が… 大丈夫だろうか。
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こちらがサイドパネルです。
内側は未塗装の為、そのまま組み立てると隙間から見えるので黒く塗りました。
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マスキングをして、適当なスプレーで塗りました。
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塗り終わり乾燥後にシャーシへ取り付けますが、まず仮合わせしてパネルへ印をして2mmくらいのドリルで下穴をあけました。
その時に気付くのですが、シャーシがすこし歪んでいたので、曲げて直角になるように修正しました。
ステンレスですが、比較的簡単に直ります。
ネジを閉める際シャーシの角、切り口等で手を切らないように気をつけながらこのように閉めていきます。
(力が入らないのでこの様に閉めました)
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ネジなのですが、大きく別けて3種類あります。
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次に真空管ソケットを取り付けました。
陶器製のソケットに、このように金具を当て、シャーシ内部からはめ込みシャーシ外からソケット用のネジを入れて、裏(内側)からナットをあてて締め付けます。
この時片側づつ一気に閉めるのではなく左右均等になるように閉めていきます。
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その後、パワトラを取り付けたのですが写真をとり忘れてしまいました。

〈追加〉
パワトラはこの向きでつけてください。
ヒーターの線が届かなくなります。
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次にグロメット(ゴム)をここにはめ込みます。このときに写真の位置にトランス用のネジを入れ、チョークコイルをシャーシ内部の先程のネジに取り付けます。(この時点では片側のみ固定)

なのですが…
チョークコイルを取り付ける前に、入出力端子や、スイッチをつけた方があとあと楽です。
(ボリュームは基板にはんだづけが必要) 

自分はパワトラ、チョーク、OPTを取り付けた後に、入出力端子を取り付けたので面倒でした。
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入出力端子を取り付けた後、パワトラ、OPT(アウトプットトランプ)を取り付けますが、OPTとOPTの間は1本でOPT2個を取り付けます。 
うち一つは先程のチョークコイルのもう片側も止めます。
この辺りのトランスの向きは実体配線図や、写真で判断します。
(回路図、写真、実体配線図は購入後URLが送られてきます)
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ここで試しに真空管を挿してみました。
すでに形になってるので、今にも鳴りそうですw
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次は内部の配線です。

フライングして真空管取り付けた場合は忘れないうちに取り外して大切に保管してください。
間違ってもそのまま逆さまにしないてぐたさい。
真空管が割れたり、ぐらついたりする原因になります。


その②へ続く